2010年08月08日

【iPhoneアプリ勉強会/第3回 2/6】講師:廣瀬則仁さん(物書堂/代表作:「大辞林」「ウィズダム英和・和英辞典」)

iPhoneアプリ勉強会第3回レポート記事
レポート記事その3はこちらです。
レポート記事その4はこちらです。
レポート記事その5はこちらです。
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レポート記事その1はこちらです。
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物書堂設立 自分たちにとって、お客様にとって、取引先にとって

廣瀬:そこで、なんとか二人でぼちぼち食べていけるようにということと、前の会社から引き続き、Macでものを書く人のためのソフトを作りたいということを考えて、物書堂をはじめました。

では、物書堂はどういう理念で運営しているかということですが、まず、物書堂は自分たちにとって最大限に力を発揮できる場ですが、それだけではダメで、二人っきりのベンチャーですけど、きちっとした会社でいたいと思っています。

また、物書堂は、お客様にとっては誠実で、丁寧な仕事をして、質の高い製品を提供する、ちゃんとした会社でありたいとも考えています。たとえば毎月決まった日にちゃんとお金を振り込むとか、契約でわからないことがあったら弁護士に相談するとか、そういうあたりまえのことをちゃんとやっていくようにしています。

もう1つ、物書堂は、取引先にとっては信頼できる会社でありたいと思っています。AppStoreでアプリを売ってビジネスをやっている以上、最も大きな取引先は、当然、Appleです。では、Appleに信頼される会社って、どういう会社でしょうか。たとえばAppStoreがはじまった時等、折に触れてAppleのことを悪く言うデベロッパーもいました。確かに問題はあるのかもしれませんが、私たちは、Appleとの間に信頼関係を築いていけるようにと考えていますから、そういうことは言わないでいました。

[iPhoneアプリ勉強会]

また、物書堂というブランドのことも意識していまして、すぐそこにある中村活字さんで、活版印刷のきちんとした名刺を作りました。実は今日、中村活字の社長さんが、この会を聞きに来てくれています。社長、ありがとうございます。こんな話、全然興味ないでしょうに(笑) でも、こうやって(中村活字の社長さんが)来てくださるということが大事な人間関係だと思っています。なので、僕もスタバで写真を撮って、このスライドを作りました。

ウィズダム英和・和英辞典 第1弾アプリ、リリース前後

[iPhoneアプリ勉強会]

廣瀬:さて、2008年4月に物書堂がスタートした時には、まだAppStoreもありませんでしたから、Mac用のエディタを作っていました。その2か月後の6月に開催されたWWDCで発表があって、AppStoreについての具体的な情報を聞きました。ただ、それを聞いた時点では「そういうことがあるんだ」程度の認識だったのですが、国内のデベロッパーは確実に不足しそうでした。周囲に話を聞いてみても様子見というところが多くて、逆になにかやらなければという気持ちになりました。

先にもお話しましたが、僕ら二人はAppleのプラットフォームでしか仕事ができません。そのAppleが日本で困っているなら、なにかしなければいけない。そう考えるのは、当然でした。そこで、iPhoneの発売日に、日本人のためのアプリを用意しなければと考えたんです。ではなにを? というところなのですが、まず辞書ならMacで作った経験がありました。また、日本の電子辞書市場は年間250万台、400億円を売り上げる市場であるというデータもありましたので、これらをあわせて考えて、英和辞典でいこうと決めました。

さらに、ローンチタイトルを出すことは物書堂をアピールする大きなチャンスだとも考えました。そのころはよく「ぶっしょどう」と呼ばれてまして。それはないだろうと(笑)

ウィズダム英和・和英辞典は、24日間で作りました。アプリの開発だけではなく、三省堂さんとのライセンス契約、Appleとのデベロッパー契約も含めて、すべてで24日間でした。

そうやってAppStoreのオープン時に間にあわせた結果、AppStoreにバナーもはってもらいました。これは僕たちから働きかけたものではなくて、Appleから連絡があって実現したものです。ここに載るのは、いくら頼んでもダメなのですが、本当に彼らの利益になるものに対しては、彼らはすぐに行動してくれます。

[AppStore]

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posted by 倉西誠一 @kararemichi at 21:04 | 石川 曇り | Comment(0) | TrackBack(0) | iPhone | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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